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2013年11月17日

ふしぎなかばんやさん

現在配本中の、月刊「こどものくに ひまわり版」12月号です。
ふしぎなかばんやさん
もとしたいづみ/作 田中六大/絵 すずき出版/発行 370円

沢山の買いもの荷物を入れたいのに、差し出されたのは小さなハンドバッグ。
小さなリュックサックが欲しいという子どもたちには、とんでもなくでかいリュック。
誕生日のプレゼントに可愛いポシェットが欲しいという女の子には、黒いボストンバッグ。
不思議なカバン屋さんがすすめるのは、希望のものとは正反対のカバンばかり。

不思議な登場人物(動物?)の不思議な物語、おとなから見るとあり得ないお話しですが、違和感なく入ってるのが子どもたちなんですね。
先日、某幼稚園で子どもたちに読んでみたところ、「ちっちぇっ!」「入らないよおー」「あんなの欲しい-っ」と、ふしぎなカバンが出てくるたびに、いろんな思いを口走ります。
いやあ、こんなにストレートに反応が返ってくるとは思わなかったなあ。
読んでる方も、それはそれはその気になるというもので。最後のあっと驚く不思議なシーンでは、「ええっ!?」と予想以上に驚いてくれて、絵本の中のお話しの世界にずっぽり入り込む心を再認識させてくれました。
いやいやいや、面白い。
他でもこんな風に反応してくれるか、もっともっと読んでみたいと、おとながワクワクする絵本です。

この形に当てはまるのはこの形で、この大きさに相応しいのはこの大きさで。その規格をはずれると、そんなのあり得ない、と思うのは、考え方が段々と凝り固まってきている見方。ひょっとしたらこんなのもありかもしれないとすんなり頭を切り換えると、心のあり方が違ってくるもんだと、只今、自分の頭をリセット中。


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Posted by いなさこどもの森 at 21:38│Comments(0)絵本・紙芝居
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