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2013年01月05日

エイミーとルイス

3日にテレビドラマ"JIN"を見ておりました。
ドラマの終わり近く、主人公が野風さんの乳ガンを手術するシーン。
手術の時はいつもそばにいた咲さん、今はいるはずがないのに、つい「咲さん、メス。」(だったかな?みたいなセリフ)と口にしてしまう。
遠く離れた場所で、これから結納、と言う席にいた咲さん。
「咲さん、メス。」がどこからともなく聞こえてきて、わたしの居るところはここではないと結納の席を抜け出し、今手術真っ最中の場所へ一目散。

そんなシーンを見ていて、思い出した絵本。
エイミーとルイス
リビー・グリーソン/文 フレヤ・ブラックウッド/絵
角田光代/訳 岩崎書店/発行 1470円

 ママに教えてもらった特別な言葉で呼び合えば、
 いつでも声が届くところにお互い居て、
 いつも一緒に遊んでいたエイミーとルイス。
 ある日エイミーが、地球の裏側に引っ越してしまいました。
 ルイスはエイミーのことを、
 エイミーはルイスのことを、毎日思っています。

 ものすごく大きな声で呼んだらエイミーにとどくかな?と、
 パパやママに訊いても首を横にふるだけ。
 あきらめずにおばあちゃんにも訊いてみたら、
 おばあちゃんは「やってみるしかないわね」と。

 大きな大きな声でエイミーを呼ぶルイス。
 地球の裏側では、エイミーは夢を見ました。
 ルイスの夢。ルイスがわたしを呼んでいる夢。

声は届くわけがない、と多くの人は思う。(多くの、ってのは偏見?)
でも、届かないって言い切れるのかなあ。
思いが強ければ、心にのって届く声も、ひょっとしたらあるかもしれない。
…などとモーソーするおじさんは変ですかねえ?

もひとつ、思い出した。
桑原永江さん作詞のこの歌

 翼よりも 光よりも 心は速いよ 
 瞳閉じて 思うだけで 星に飛べるよ…

…やっぱ、届くかも。


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Posted by いなさこどもの森 at 16:20│Comments(0)絵本・紙芝居
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